重症筋無力症◆症状

重症筋無力症とは?/症状

神経伝達物質であるアセチルコリンの筋肉側における受け皿であるニコチン性アセチルコリン受容体に抗アセチルコリン受容体抗体が結合してアセチルコリンによる神経・筋伝達を阻害するために筋肉の易疲労性や脱力が起こる自己免疫疾患です。
筋力低下が主症状です。歩行障害をはじめとした各種運動障害の原因となります。球麻痺や呼吸筋の筋力低下による呼吸停止が起こる場合もあります。筋萎縮を伴うこともある。 かぜをひいたりストレスがあったりすると、症状が悪くなることがあります。

原因/治療法・予防

Ach受容体に対する抗体が何らかの原因(自己免疫異常)で産生され自己の組織を自己の抗体が攻撃して破壊します。この結果、神経から筋への情報伝達が阻害され、筋力低下を生じます。
治療方法としてはガンマグロブリン大量静注等による対症療法と、拡大胸腺摘出術や免疫抑制療法による根治療法などがあります。

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