慢性副鼻腔炎◆症状

慢性副鼻腔炎とは?/症状

副鼻腔炎が治りきらない状態
副鼻腔炎の炎症がいつまでも続き、副鼻腔内には膿性の鼻汁が溜まってる状態です。急性鼻炎は、1から2週間で自然に治ります。急性鼻炎の炎症が、副鼻腔に波及して急性副鼻腔炎を起こしたとしても1カ月以内に自然に治ります。ところが、鼻腔内の構造に異常がある人、感染した細菌の毒性が強かった場合、急性副鼻腔炎をたびたび繰り返す人などは、なるまでに時間がかかり中には慢性副鼻腔炎に移行することがあります。

原因/治療法・予防

副鼻腔の粘膜からは、分泌物は出ていないのですが、いったん慢性副鼻腔炎を起こしてしまうと副鼻腔の粘膜があれ膿性の分泌物が出るようになり、副鼻腔内に分泌物がたまって治りにくくなります。
手術をしない保存療法と手術療法とがあります。保存療法は鼻腔と副鼻腔の交通路がふさがっているので、鼻汁を吸い出す鼻処置、鼻洗浄、副鼻腔洗浄を行って、交通路開通させます。鼻の中に消炎酵素剤を噴霧したり、内服したりすることもあります。保存療法を受けると、鼻の通りがよくなって爽快感を覚えますが、効果は長続きはしません。手術は副鼻腔内に膿が多量に溜まっていて、頭痛や膿性の鼻汁が長く続く場合は、手術が必要です。

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