急性腹膜炎◆症状

急性腹膜炎とは?/症状

腹膜は、腹膜のない面をうちばりしている薄い膜でこの部分に炎症が及んだ物が腹膜炎です。
最も重症な急性びまん性化膿性腹膜炎の場合は、腹部全体の痛みと圧痛が強く発熱や頻脈伴い、苦しそうな顔つきとなります。さらに進行すると、腸閉塞の症状が現れショック状態になります。急性虫垂炎や腸閉塞などから怒った腹膜炎の場合は、それぞれの病気の症状が先行し、しだいに化膿性びまん性腹膜炎の症状になることが多いものです。胃・十二指腸潰瘍などによる消化管の穿孔の場合は、限られた部分の腹痛と圧痛が主で、全身状態の悪化もびまん性腹膜炎よりは軽度です。

原因/治療法・予防

原因は、長も多いのが細菌による感染で、代表的なものが急性虫垂炎の穿孔です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の穿孔、胃がんの穿孔、胆嚢炎の穿孔も比較的多くみられます。また、腹部に外傷を受けて胃や腸に穿孔した場合にも急性腹膜炎を起こします
胃や腸管にあいた穴をふさぎ、感染したおなかを洗浄し、感染源の遮断、おなかにたまった液体を体外へ排泄させます。また輸血、補液、抗生剤投与、酸素吸入なども行います。

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