狭心症◆症状

狭心症とは?/症状

冠動脈の狭窄がひどくなって、送られてくる血液量が極端に少なくなると、心臓を構成している心筋が一時的に酸素不足の状態になり、しばしば発作的な胸痛がおこります。
運動や労働こなっている時に胸痛がおこりますが、必ずしも心臓のある位置が痛むと限りません。前胸部の比較的広い範囲に、鈍痛、圧迫感、胸に重い物をのせられた感じ、締め付けられるような痛みなどと表現される胸痛がおこります。

原因/治療法・予防

動脈硬化などのために冠動脈の内径が部分的に狭くなり、血液の流れが悪くなります。重症の貧血も狭心症の原因となります。
治療の原則は、日常生活の運動量、共通発作を起こさない範囲内にとどめることと、共通発作が起こったらニトログリセリンを舌下で服用して早めに発作を納めることです。寒い朝などに荷物を持って急いで歩くようなことは避けましょう。薬物療法として冠動脈を広げる冠拡張剤と心臓の働きを穏やかにする薬の内服が中心ですが、血液を固まりにくくするアスピリンもう有効です。外科的療法として冠動脈造影検査を行って狭窄の部位や程度、心筋の働きを確認し効果があると判断された場合はバルーンカテーテルという細い管を太ももか腕の動脈から挿入し冠動脈まで進めて風船をふくらませて、狭窄部を広げる治療を行います。または冠動脈バイパス手術も行います。

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