肩こり◆症状

肩こりとは?/症状

首筋から肩甲骨あたりにかけての痛みとも、疲労感とも違う、何とも言えない不快感で、もんでもらうと気持ちよく感じる症状を肩こりと呼んでいます。これは症状の名称であって病名ではありません。
首、肩周りの不快感や頭重感、ひどくなれば、頭痛や腕へのしびれ、腕の動かしづらさ、集中力の低下、気分がすぐれないなど様々です。

原因/治療法・予防

若い人の肩こりは、筋肉の発達がよくないなで肩の人によく起こります。中・高年の人の肩こりは、頸椎の老化が原因のことが最も多いようです。物事に熱中することを凝ると言いますが、こり性の人が編み物、ワープロといった手仕事や読書に熱中すると肩こりが起こりやすくなります。

頭の重みが、首筋や肩甲骨周辺にかかり、そのあたりの筋肉が疲れるからです。この場合、肩甲骨の内側や上の方に、ツボと呼ばれる押すと痛む圧痛点が存在します。そのほか、ろっ骨の異常、胸膜炎、高血圧などの病気のほか精神的ストレス、女性では更年期障害の症状のことがあります。肩こりの原因は、このようにいろいろあるので、ひどい肩これのときは、何が原因が鑑別してもらうことが大切です。
なで肩や頸椎が老化による肩こりは心配ありません。肩をこらせないように、生活の知恵働かせることが最善の方法です。長時間同じ姿勢の仕事などを続けないようにします。どうしても続けなければならないときは、間に休みを取って、これをぐるぐる回したり、全身を動かしたりしましょう。

肩が凝ってしまったときは、入浴して血行よくするのがもっとも手っ取り早い治療法です。マッサージも有効ですが、強くやりすぎると、翌日もみ返しによる痛みが起こったりしますから軽くすることが大切です。
むしろ、整形外科を受診して、首を引っ張ったり、緩めたりする簡潔牽引療法を行ってもらったほうが、体の芯までマッサージ効果が及ます。そのほか、温熱療法を行ったり、圧痛点に局所麻酔を注射したりする治療することがあります。この治療は即効的に聞きますが、根治療法ではなく再発を避けることはできません。

針や灸も血行を良くするので、症状軽減するのにしばしば有効です。整体や矯正と称し、力任せに首を負けたり、伸ばしたりする治療法がありますが、痛みかかっている頸椎にとってはきわめて危険です。このような治療法は受けない方が無難です。

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