四十肩、五十肩◆症状

四十肩、五十肩とは?/症状

40歳以降、特に50歳代に起こることが多い、肩の痛みと動作の制限を特徴とする病気の総称です。
発病初期は、肩凝りなどの形の違和感程度のことが多いのですが、そのうちに、ある特定の動作、特に帯を結ぶ髪の毛をとかすといった動作をすると方が痛み、次第に手が上にあげられなくなってきます。しばらくすると、夜寝ていても肩がいたんで目が覚めるようになります。放置すると、ひじの外側や手の甲にまで痛みを感じるようになります。

原因/治療法・予防

がなぜ起こるかというはっきりした原因は解明されておらず、老化のせいにされてしまう場合がほとんどです。「肩関節周囲炎」ということで、肩関節の周囲に起こる炎症が直接の原因です。
痛みを感じる動作はしないようにして、消炎鎮痛剤を内服します。副腎皮質ホルモン剤を、肩関節周囲や肩関節内に注入するのも痛みを抑えるのに効果があります。症状が現れて3週間から6週間経ったら、肩を温めながら、積極的に肩を動かし、柔らかくするようにします。肩を冷やすと症状が悪化するので保温用のサポーターを着用します。特に、寒い季節や冷房の効いた場所ではカイロなどを当てておきましょう。四十肩、五十肩は自然に治ると一般に信じられていようですが原因となる病気の中には、放置しておくと肩に重大な後遺症を残す病気もありますから、整形外科などの専門医に相談することが必要です。

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