骨粗しょう症◆症状

骨粗しょう症とは?/症状

骨を構成しているカルシウムなどの成分が減少するために、骨が委縮し骨の強度が弱くなった状態です。体を捻る、ものを持ち上げるといった日常の動作や、しりもちを作る、転ぶなどの軽いけがで脊椎の圧迫骨折や手足などの骨折を起こすことが多いものです。
腰背部の重い感じ、疲れやすい、痛みなどが代表的な症状です。脊椎の圧迫骨折を起こすと、痛みのために体を動かすことさえ困難になります。脊椎の圧迫骨折が多発すると、背骨が曲がって身長は短くなります。老中は大腿骨、首の骨の骨折を起こしやすいものです。

原因/治療法・予防

閉経期以降の女性に起こる閉経期後骨粗しょう症、70歳以降の高齢者に起こる老人性骨粗しょう症が多いのですが、原因は不明です。そのほか、病気の治療のために、長期間副腎皮質ホルモン剤を使用している人に起こるステロイド性骨粗しょう症、長期間寝たきりでいたりでとする固定していたりするために起こる不動性骨粗しょう症などがあります。
骨粗しょう症は、多くの原因による骨萎縮症候群ともいうべき状態なので、いろいろな治療が必要です。普段から体をよく動かすこと、カルシウムの多い食事を摂取することが大切です。カルシウムを十分に摂取するためには、毎日コップ1杯の牛乳を飲む、小魚を骨ごと食べるなどが最適です。薬物療法として進行予防するためにカルシウム剤、エストリオール剤、アルファカルシドール剤、カルウチトウニン剤などを内服します。腰背部痛の治療として脊椎の圧迫骨折を起こしていたみが強いときは、寝て安静を保ち、薬物療法を行います。痛みが軽くなったら起きて装具をつけ、歩くようにします。慢性の背部痛は日常生活の注意を守り、薬物療法を続けます。

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