健忘症◆症状

健忘症とは?/症状

一般には、忘れっぽいことを健忘症といっていますが、医学的には、これは記憶力減退といいます。そして医学的に健忘症というのは、意識障害を伴う脳の病気や頭部の外傷、てんかん発作などの後に起こる物で、ある一定期間のこと全く思い出せないこといます。
健忘症には次の種類があります。
@全健忘
一定期間内のすべてを思い出さない物
A部分健忘
部分的に、ところどころ思い出せる物
B逆行性健忘
意識障害のあった時期以前にまでさかのぼって、記憶消失が拡大している物
C心因性健忘
心に強い打撃を受けたとき、例えば、少女が恥ずかし目を受けた場合など、その体験を全く思い出さない物。
失われた記憶を取り戻すのに、時には睡眠や麻酔面析を行いますが、年月のたつうちに少しずつ、時には何かのきっかけで、記憶を回復することもあります。

原因/治療法・予防

心的外傷やストレスによる物や、頭部に外傷受けたとき、精神作用がある薬剤を使ったとき、認知症などの病気にかかったときなどが挙げられます。
神経症の場合は、精神科医に記憶力のテストをしてもらい、実際には正常であることを十分納得することです。本当に物忘れのひどい場合には、精神科医や内科医によく調べてもらい、原因の病気を確かめて治療してもらいます。しかし、老年痴呆のひどい場合には、ほとんどよくなる見込みなりません。

気になる病名・症状を入力