更年期障害◆症状

更年期障害とは?/症状

成熟期から老年期へと移行する時期を更年期といいます。この更年期には、ホルモンの機能が減退し、月経異常、月経停止が起こりますがこれに伴って起こる様々な精神的、肉体的な障害を更年期障害と呼んでいます。普通、45歳前後になると更年期に入りますが、個人差があって、もっと遅く更年期を迎える人もいます。
更年期を迎えると、誰でもまず月経の異常が起こって来ます。月経周期の順、月経量の増減、不正出血などが起こり、そのうちに閉経となります。この月経異常が始まると、それに伴って、のぼせ感・顔面紅潮・発汗・動悸・肩こり・冷え性・高血圧・低血圧といった自律神経失調症、頭痛・耳鳴り・不眠・疲れやすい・気分が変わりやすい・憂鬱・記憶力減退などの精神的障害症状が人によっては起こって来ます。

原因/治療法・予防

卵巣の働きが衰えるのに伴ってホルモンのバランスが乱れてきます。卵巣からのホルモン分泌が低下するのに対して、下垂体からの卵胞刺激ホルモンが増加します。これによってホルモンがアンバランスになり、様々な症状が表れます。
月経異常が起こり始めた、更年期に伴うホルモン機能の減退による物か、子宮筋腫、子宮癌といった性器の病気の症状かを、必ず婦人科の診察で鑑別しなければいきません。更年期による月経異常で、月経異常以外の症状が軽い場合には、特に治療の必要ありません。更年期の終了とともに、自然に治ります。月経以外の症状が重いときは、必要に応じてエストロゲンの使用などのホルモン療法を行ったりしますが、症状の緩和に効果があります。

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