乳がんと抗がん剤について

乳がん治療に使用される抗がん剤は
  • エンドキサン
  • UFT
  • 5-FU
  • フルツロン
  • フトラフール
  • ミフロール
  • メソトレキセート
  • アドリアシン
  • ファルモルビシン
  • タキソール
  • タキソテール
  • 塩酸イリノテカン
  • マイトマイシン
  • テスパミン
  • サンプラール
  • ゼローダ
  • ティーエスワン
  • テラルビシン
  • ノバントロン
  • カンプト
  • ナベルビン
  • ハーセプチン

等主なものですが、全体では約30種類ほどあります。副作用は薬や使用頻度によって異なりますが、嘔吐・食欲低下・白血球減少・疲労感・脱毛・味覚障害・腎障害・手足のしびれや筋肉痛・関節痛まで様々です。

抗がん剤の主な作用はがん細胞の増殖を抑えることですが、同時に正常な細胞にも影響が当然あります。それが副作用で特に体の組織の中で活発に活動する細胞がより強く影響を受けるのでその細胞に関連する箇所がより副作用として現れます。

副作用対策としては、基本的な身体の耐性が落ちてくるので細菌には気をつけるとしてインフルエンザ対策のような常に手洗いやうがいを励行したり、激しく動いたりして怪我をしたりしないように気を付けるとこが大事です。

また嘔吐などは食事の量を少なくするなど胃腸への負担を軽減したりすることも有効です。食事内容も負担の少ない物が良いでしょう。

脱毛などは専門のグッズ等もあるので自分で対応するのも良いでしょう、最近ではネットで検索してもたくさんでてきます。

数々のガン患者を完治させてきた食事法

一番気になる乳がん抗がん剤の副作用 しびれ

乳がんを抗がん剤で治療すると様々副作用がでますが、意外と頻度が高く気になる副作用にしびれがあります。これはいわゆるタキソテール(ドセタキセル・パクリタキセル)と呼ばれている抗がん剤で末梢神経障害を起こすといわれています。

主観としては手足の感覚麻痺や指先のしびれや痛み・関節痛、ひどくなると日常生活にも支障をきたし歩行ができなくなったり手の指でおはしをうまく使えなくなる場合もあります。

対策としては決定的なものは今のところなく基本的には抗がん治療を終了してから半年から数年して自然に治るのを待つのが現実です。

よく対策としてあるのはビタミンB6、12を使用したりリハビリ的にしびれた部分を動かすなどの対応にとどまります。あまりにもひどい場合は抗がん剤自体の使用を停止する場合もあります。

主治医によっては漢方やマッサージを勧める場合もあり個人的に効果を感じる患者さんもいるので積極的に相談して試しても良いと思います。