肺がんとは?

人間は呼吸をする時に空気を鼻や口から体内に取り込みます。経路としては喉から気管そして気管支にいたります。気管支には主気管支、葉気管支、区域気管支と段階的にわかれ、下層にいくにしたがって細かく分岐してきます。それが20回ほど分岐すると肺胞にいきつきます。

人間はこの肺胞で酸素を体内に取り込み呼吸を行ないます。そして二酸化炭素を排出しているのです。経路的にこの気管支から肺胞にいたる部分を肺と呼び、この肺にできるガン、腫瘍をすべて肺がんと呼びます。

肺がんの分類

肺がんとは肺から発生するガンの総称ですが、治療上いくつかに分類することが一般的です。 肺がんは大きく分けて二つに分類されます。

・小細胞ガン

・非小細胞ガン

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小細胞ガン

小細胞ガンは肺がん全体の中では少ないほうです。約20%前後であるといわれています。特徴としては悪性度が高く、急速に増大し進行が早いためまたリンパ行性にも血行性にも早いうちから他の臓器に転移しやすいため、発見時すでに進行がんである事が多い。

放射線療法、化学療法が比較的効果があるので転移が見られた場合抗がん剤や放射線を用いる医師が多いが、再発することも多い。

非小細胞肺がん

非小細胞肺がんはさらにいくつかに分類されます。肺がんのほとんどを占め早期発見をして手術を受ければ比較的予後は良好です。化学療法や放射線は効果があまりありません。

h3>肺扁平上皮がん

喫煙による原因が指摘されるガンで、気管支の扁平上皮から発生するガンです。簡単に言うと肺の根元にできることが多いです。

肺腺がん

肺腺がんは、から発生する癌。発生部位は肺末梢側に多い。女性で非喫煙の人に多いとされる。健康診断で発見されるのはこの型が多い。

肺大細胞がん

扁平上皮がんにも腺がんにも分類されないガンのことをいいます。進行がはやく悪性です。多くは肺の末梢にできます。

転移性肺がん

肺細胞から生じる肺癌を原発性肺がんといいます。しかし、体の他の個所から肺へとガンが転移する場合があります。これを転移性肺がんといいます。転移性肺がんは基本的に肺がんの総称の中には分類されないようです。

肺がんの罹患について

もともとガン死で多かったのは胃がんでしたが、肺がんがその位置をしめました。これは戦後になって喫煙率があがりその世代が高齢になって肺がんになっているからです。

男女の比率でも男性が多いのは喫煙率のせいであるといえます。しばらくは肺がんがガン死の1位でありつづけるでしょうが、禁煙世代が高齢してくる頃には肺がんの罹患者も減ると見ている学者もいます。

しかし、今非常に注目されてるのが、アスベストによる肺がんです。

じつは2008年ごろからこのアスベストによる肺がん発生の世代の本格的な高齢化がすすみ、今でもマスコミで職業のリスクとしてアスベストによる肺がん発症の問題をたまに取り上げてますが、今後、本当に戦後の建築ラッシュの時に本物のアスベストを吸引していた人たちの被害が爆発すると見られています。

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