重粒子線治療

痛くない、最新ガン治療!重粒子線治療とは?

最近マスコミでもよく取り上げられている、最新がん治療「重粒子線治療」とはなんでしょうか?

この重粒子線治療の方法は、炭素粒子を光速近くまで加速して、高エネルギーの放射線を生成して いわゆる重粒子線を作り出します。

そしてその重粒子線をがん患部にピンポイントで照射して、がん細胞を攻撃して死滅させる方法です。

ある肝臓がんの症例では、2回の照射で死滅した。

また、従来の放射線の治療では難しいとされてきた骨にできるがんにも効果的です。

痛みもほとんどなく、副作用もほとんどないという夢のようながん治療です。

例えば、腫瘍周辺に正常な組織があって副作用が心配な患者さんに有効といえます。

さらに一般的な放射線治療に比べて、治療期間が非常に短くできるというメリットもあります。

その理由として従来線は体の奥に到達するまでにエネルギーが分散して勢いが衰えてしまうが 重粒子線はまったく衰えがなくピンポイントでがん細胞に届くからです。

ある肺がんの女性(54)の場合、治療準備も含めて1時間程度、治療それ自体は8分で終了というスピードです。

本人はまったく痛みもなく、翌日退院。

次の日から仕事に復帰。半年後の現在も元気でレントゲン写真にも腫瘍はなく焼けた後だけ確認するだけです。

重粒子線治療は1994年から世界に先駆けて日本が本格的な治療を開始、今では世界中から患者さんが集まり 年間約600人を治療する。

しかし現在この治療ができるのは広い場所と高額な設備が必要とするため、日本では兵庫県立重粒子線医療センター と放射線医学総合研究所の2箇所だけです。

そこで注目されてるのが、屈折が小さくても重粒子線治療と同じ効果が得られる別の最新治療が普及しはじめています。 それは体にやさしい「陽子線」です。

体にやさしい陽子線治療

陽子線治療の仕組みは、重粒子線治療とほぼ同じで陽子という粒子を加速して高エネルギーの放射線を生成して がん細胞に照射・死滅させる。

ただ、重粒子線治療と比べると装置の大きさは小さくて済むが、がん細胞に与える効果が弱く、その代わり照射の回数を多くする。

しかしかなりピンポイントに照射できるので神経が絡み合っているところでも切らずに治療ができるので 手術では摘出できない腫瘍にも有効といえます。

頭蓋骨のそこにできた腫瘍の男性(70)の場合一回の照射時間はわずか1分。まったく痛みも感じることもなく 本人もただ時間が過ぎるのを待つだけという感想だそうです。

28日で合計56回照射で苦しみから解放されたようです。

治療は茨城県・筑波大学付属病院で行なわれました。

重粒子線治療・陽子線治療は保険適用外

今現在、重粒子線治療と陽子線治療は保険適用外です。

治療費例
  • 重粒子線治療⇒約314万
  • 陽子線治療⇒244〜288万
しかし将来的には保険適用によって、より身近ながん治療になると期待されています。 まさに夢の切らずに治すがん治療の切り札として注目されています。