乳がん パジェット病について

乳がんのパジェット病はページェット病ともいい乳がんの中でもめずらしい疾病です。症状としては乳頭が赤く炎症をおこしたようになり乳輪もただれたりかゆみやひりひりとした痛みを伴う場合もあります。

また乳頭からの分泌物や出血もみられる場合もあります。このパシェット病は通常の乳がんのようにしこりを触れることはないので乳がんの一種とは思われないこともあり注意が必要です。

進行すると発赤だけでなく表皮をやぶってびらんを形成します。このパシェット病は高齢者に多く長期に放置したとしても進行する速度が遅いのでがん細胞が基底膜下に浸潤するのはまれであるといわれています。

早期における治療ならば予後は良好ながんで転移が確認されなければ心配はないといわれています。

主な治療法は手術になりますが、検査の段階でがん組織がどれほど進行してるのか、広がりがどうか等によって部分切除になるか、放射線治療等を併用しての治療になるのか、また乳頭・乳輪の切除になるのか等を決めます。

多くは美容的な希望を考慮してなるべく放射線治療併用しての乳房温存療法が選択されると思いますが、いずれにしても診断の段階で病変が乳腺レベルで留まっている場合は温存の可能性は高いですが進行していたり場所によっては乳房全体を切除するケースや乳頭を切除しなければならない場合もあります。

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